GF*BF



傑作でした。
交錯する思い、畳み掛ける展開、全てはあの時の、仲間たちとの...。
みたいな素晴らしい青春映画。
厳戒令下の台湾情勢、学生運動、シュプレヒコール。
そこに、学生時代の反発、恋愛模様がうまく絡み合う。
「民主」と「自由」にゆれる感情が描かれ、
27年の時間経過、省略が絶妙で、だからこそいきるファーストシーン。
二つの濡れ場が映される場面の編集には脱帽した。
些細な目使い、手の動きだけで彼らの葛藤が取るように分かる。
んー、いいですねこういう主体性。

台湾だからこそもつ作品のパワーが光った作品。
東京ではシネマート六本木だけの公開。
全国でも選定された数館のミニシアター。
去年の『あの頃〜』みたいに話題になって欲しい。

2012/ヤン・ヤーチェ/★★★★☆☆