魅せていくエンターテイメント性に長けていた作品。目を背けたくなるような悲しい現実を、効果的な音楽を使いながらユーモラスに描く。キャストの演技が素晴らしく、特に主演のリュ・スンヨンは圧巻。ファンタジー要素があまりにも色濃く出ていて、入り込めない感じやリアリティとは違く違和感は最後まで残った。
場内が一体となり、笑って泣いて、最後には拍手が起こる不思議な回に。
2013/イ・ファンギョン/★★★☆☆☆
レフン&ゴズリングの再タッグで注目を浴びる。台詞を極限まで排しその必要性を感じると共に緊張感から生まれる空気が身体に入り込み、気が付けば浸透していた。安定の音楽と撮影がハマり、赤を強く印象付ける画作りと細部までレフンの世界がそこにはあった。やられた、まさにそんな映画。
2013/ニコラス・ウィンディング・レフン/★★★★☆☆