罪の手ざわり/闇のあとの光



『罪の手ざわり』と『闇のあとの光』

共通するのは、
途方もない宇宙の果てに投げ出されもがき苦しんだ先に待っていたのは、
今日僕らが生きる地球の現実。
目に見えない慈悲の手ざわりに降り注ぐ光を探し求めて、
時が支配する世界を誠実に受け止めなければ。
衝撃を求めた答えは圧倒的な劇場体験でした。


この二作品が同時期に公開され、
題材も技法も世界観も何だったら全て真逆と言ってもいい。
けれど、この二作が与えてくれた内包するイメージは一様で、
胸の奥まで付着した。
拒み続けても、その行為自体に意味があると問いかけてくるような映画力があった。