闇のあとの光



日常の白と黒、劇場の中と外の狭間、シュルレアリスム映画。
朝起きて目をこすった時からこの映画は始まっていたのかもしれない。
レンズの歪みは日々の摩擦のようなもの。
しかし中央ははっきりと何かを投影していた。
物語ではない何か別の興奮に満たされた。余韻ってこのことか。

テレンス・マリックとは違う真っ直ぐさがあって、カルロス・レイガダスが紡ぐ感覚は繊細で、僕は好きでした。

2012/カルロス・レイガダス/★★★☆☆☆