罪の手ざわり



ジャ・ジャンクーの作品はいつも静かな狂気を孕んでいて、
今作は全面に暴力が押し出されているけど、それは画的な表現であって、
根底にあったのはやはり風土的な人間ドラマ。
血糊のようなまとわりつく演出が随所にあり、なんだか泣けた。

2013/ジャ・ジャンクー/★★★★☆☆