はなしかわって



ハルハートリー最新作。
彼らしい詩的な演出は残しつつ、現代寄りな風刺をシュールなユーモラスさで描く。
口座凍結を理由に、話が膨らむ物語は見事で、主人公が振り回される展開は痛快。
60分に凝縮し、ラストのシニカル感は笑いながらガッツポーズ。
単ハッピーエンドではないとはこのことか。

2011/ハル・ハートリー/★★★★☆☆