アメイジング・スパイダーマン2



嫉妬と恋愛の思いの交錯を中心に、アクションの比重に気を使いながら丁寧に描かれた、まさにマーク・ウェブの世界が繰り広げられる。
ラストの着地はやや早過ぎた印象で意表を突かれた。
超人の世界、『マン・オブ・スティール』ではそのスピードに特化し、
目で追えぬ演出だったが、
今作は敢えてスローを用いる事で、見えなかった蜘蛛糸の仕掛けや助ける瞬間を見せ、逆にその速さを感じるという上手い演出だった。

前3作は、不器用さを。
新シリーズは恋愛を。

次を期待させる展開でした。

気になったのは、
グリーンゴブリンの伏線回収の仕方、
旧友との友情の描き方、
本作に直接関わる場面の宣伝の仕方。

まだまだアメイジングスパイダーマンは進化する、そう思えた。

2014/マーク・ウェブ/★★★☆☆☆