オールド・ボーイ



パクチャヌク版の改変、それは全て一歩後退の焼き回し。
新しいアイディア、それは全て矛盾の選択。
いいシナリオも、いい撮影も、
感情と寄り添わなくて、男と女の関係と狂気の復讐の「重み」が無かった。
小道具に震えるほどのカタルシスがあるパクチャヌク版を、結果改めて傑作だと感じさせてしまった悲しき今作。

映画オールド・ボーイは、誰が撮るかやいつ撮るかではない。
韓国でやったことに価値がある。

2013/スパイク・リー/★★☆☆☆☆