2014年 映画を振り返る


2014年。
去年は「劇場で映画」という行為に最も触れた年。劇場で約230本、旧作を含め計700本程、人生で一番映画を観てインプットを僕なりに解釈する年でした。
今年は映画の現場に顔を出し、まだ撮り終えてませんが、自主で映画を制作し違う側面から映画を考える年となりました。

「映画を観る」と「映画を創る」の両面から模索し見出していく僕にとって実りのある年になったと思います。今年ももうすぐ終わり。
忙しくさせて頂いた今年もなんだかんだと沢山映画館に。やっぱり映画館で映画は最高だなあといつも通りの気持ちは揺るぎなく、声を大にして叫びたい、そんな思いです。

映画はアートとして、エンターテイメントとして、様々なジャンルや手法や発明もあり、それと並行して観客の興奮や思いに寄り添っていると信じているので、
一概に比較することは出来ないですが、映画を愛する一観客として、傑作も埋れてしまうには勿体無い映画は世の中に沢山あります。
沢山映画を観るシネフィルにも、偏った作品を観る人達にも、普段映画を観ない人達にも、特に僕と同世代の現代っ子の人達に、もっと映画の面白さ、奥深さを。教えてくれることは財産です。

映画で人生は変わらないかもしれないけど、ある人生の方が絶対楽しいよ。
映画は生きていく上で相対的に必要なものでは無いけれど、だからこそ僕たちは、まだ見ぬ夢の世界に夢を見て、お金と人生と命をかけ映画を必須に創り上げようとするんじゃないか。そうだよね?といつも心の中に問いかける。

だからほんの小さなささやかな遊びとして、2014年の映画を今年も振り返る。今年は劇場で新作映画をちょうど200本に触れました。こんな映画がありました。僕の今年のベスト10。