シンプルメン



ハル・ハートリー監督長編三作目。
物語上は実にシンプルに、兄弟の父親探しに、新たな出会いと展開を感覚的な色彩と光を織り交ぜながらコメディタッチで切なく描く。詩的な台詞を多用し役者に全部言わせてしまうという力技が随所に見られる。ダンスシーン、家を追い掛け回るシーンにとても惹かれた。

1992/ハル・ハートリー/★★★☆☆☆